浅海の王 綿津見

May 26,2019

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pixivファンタジア

「俺様に楯突こうたぁ大した莫迦だ。……だが、そんな莫迦も嫌いじゃあねェ。そら、束になって掛かってきな!!」
「はっはっはっ!! 派手で良いねえ。やっぱり祭りはこうでなくちゃなぁ?」
「人なんて数え切れねェほどいるだろ? 千人死んだとこで世界が滅びる訳でなし。殺したらその分また産まれるだけさ」

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■【企画】pixivファンタジア Last Saga:https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72934234

■旧キ禍殃ト深淵ノ儕:https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=73311431

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極東の島国、「日ノ本」で大海原の神として恐れられている異形の触手持つ大鯨。
その国が成立する以前から海を支配していた旧き王の一柱。

巨大な体は最早、島とも見分けが付かない。
海を泳げば全ての命が道を譲り、彼の通った後はその後数百年の間海の中に流れができて、それは親潮、黒潮などと呼ばれている。

永らく海の守り神として世界を守ってきたが、代わり映えのしない世界には、時折飽きることがあった。
彼にとって大陸全土を巻き込む戦争とは、退屈な世界に時々花咲く小さな線香花火のような、ささやかな遊戯だ。
せっかくの祭りが一瞬で決まってしまうのはつまらない。
今回は”小指の爪先”しかつかわず楽しむつもりのようで、人型での殴り合いしかしないルールを定めている。